基幹研究プロジェクト
海洋、生命、フィールドサイエンスを中心とした本学の強みを生かし、世界水準の研究力による地域課題の解決と地域資源の活用を目標に社会実装化(価値の創造)を推進する研究プロジェクトを紹介します。
「臍帯血再生医療」と「光線医療」の革新的医療の確立と融合
申請代表者 | 医学部光線医療センター 教授 井上 啓史 |
研究概要 | 「脳性麻痺再生医療研究センター」「光線医療センター」を中心に高知大学で実施されている、「臍帯血による脳性麻痺治療」及び「光線医療」を改善し、より発展させるためには、基礎・臨床が一体となって研究に取り組む必要がある。本プロジェクトでは、臍帯血再生医療、光線医療の研究者に加えて、イメージング、データサイエンス、生命倫理の研究者と一緒に、対象とする疾患の拡大、臍帯血移植に代わる治療法の確立、光線医療技術の再生医療への展開、革新的な光線医療技術の創出に取り組む。これらの成果を、新たな診断・治療法の開発、創薬、新規イメージング法・機器の開発につなげる。 |
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H P | 現在作成中 |
Internet of Plants (IoP)の共創~Society 5.0農業の目指すべき姿~
申請代表者 | IoP事業推進室 特任教授 北野 雅治 |
研究概要 | 農家の営農現場での実測が困難な作物群落の生理生態情報とそれに基づく合理的な営農支援情報の見える化、使える化、共有化 を可能にする仕組みとして Internet of Plants (IoP) を提唱したが、作物群落の多様な生理生態(光合成、成長等)に対して汎化性能の高いHybrid AI モデル群を構築し、見える化のための作物生理生態AIエンジンを開発する。さらに最適化の数理やAutoencoder等のAI技術を駆使して使える化(予測、多目的最適化、営農技術の診断と改善等)を実現する営農支援AIエンジンを開発する。これらのAIエンジンを高知県のIoPクラウドに実装して共有化を実現し、農家・普及員等の創意工夫による自律的進化と産官学の共創の仕組みをIoPに組み込むことよって、Society 5.0の目指すべきデータ駆動型農業、四定生産等を具現化する。さらに、地方創生、SDGs等に対するIoPの使命を追求しながら、実際科学、設計科学としての農工情報共創学の学術体系を構築する。 |
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H P | 現在作成中 |
新領域「ファイコミクス」による藻類の新価値創造
申請代表者 | 自然科学系理工学部門 教授 長崎 慶三 |
研究概要 | 「ファイコミクス」は、「藻(phyco)」と「全(omics)」を融合した造語である。本研究では藻類の機能を従来よりも網羅的かつ詳細に解明し、食糧生産・有用物質生産・バイオマス生産・陸上魚類養殖などに活用することを目指す。DX等のデータサイエンスリテラシーを導入しつつ、①藻類の持続的増殖能の向上、②ウイルスプロモーター等を活用した有用化合物生産能力の向上、③藻類バイオマス材料からの有用化合物生産技術の開発を図ることで、藻類が持つ新たな価値を発掘・創造する。また、藻類陸上養殖の地域での展開について社会科学的観点から探求する。本研究により、藻類に関する高知大学オリジナルの科学概念の構築、藻類活用技術の創出と社会実装、藻類利用を介した地域活性化、卓越人材の輩出、ならびにSDGsのうち8項目への貢献が期待される。 |
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H P | http://www.kochi-u.ac.jp/phycomics/index.html |
オンサイトモニタリングを活用した災害発生予測手法の高度化と事前避難への適用
申請代表者 | 防災推進センター 教授 笹原 克夫 |
研究概要 | 本課題では,気象レーダーによる観測精度の一層の向上を図ると共に,気象レーダー等による高精度かつ広範囲な観測データと,局所的な計測データ(オンサイトモニタリング)を融合させて,風水害の予測精度を向上させるシステムの開発を目指す。そしてそれに基づき「避難遅れ」の発生しない住民の事前の避難を成功させる方法を検討する。 国土交通省の気象レーダーによる観測は近年空間的・時間的な分解能が飛躍的に向上し,高精度な降雨等の予測を可能にしている。しかし洪水や土砂災害,そして竜巻などの局所的な災害発生の予測を行うためには,局所的な地形の影響や地盤条件などの不均一な場の特性を考慮する必要がある。例えば「洪水」であれば,局所的な地盤の降雨浸透特性を把握しないと,降雨のうちどれだけが地盤に浸透せずに流出するかが分からないため、観測データと局所的な計測データを組み合わせることが必要である。 |
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H P | 現在作成中 |
海洋地球との共生~持続可能海洋資源の利活用
申請代表者 | 海洋コア総合研究センター 特任教授 佐野 有司 |
研究概要 |
地域の特有資源(黒潮圏の海底マンガン鉱床,地場産業を支える宝石サンゴ,鍾乳石など海洋由来の天然記念物ほか)に焦点をあて,持続可能な地域特有海洋由来資源の利活用・社会実装を目指した実践研究を推進する。 海洋地球と共生する持続発展可能地域社会を目指し,地域特有の潜在的資源に関する研究を推進する。具体的には、人新世・前人新世の地球システム環境動態研究,社会実装にむけジオパークや黒潮圏をフィールドにしたProject Based Learning (PBL)プログラムを開発,普及・人材育成を実践研究する。 |
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