SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
グローバル化時代における格差・貧困の問題解決を目指して ―ローカルな視座からのオルタナティブの探究―
学生とのフィールド調査 アパレル工場での調査時の様子
インドネシア・アブラヤシ農園にて果房収穫後の風景
取組概要
グローバル化がもたらす国内外の格差・貧困問題について、フィールドワークをベースに社会科学的調査を行い、実態に基づく解決策を探っています。最近のテーマは、東南アジアの越境農園開発がもたらす現地社会の変容や、国内農業・食品産業ならび地場産業での外国人実習生問題等が挙げられます。成果の一部は、専門書や論文以外に、環境NPOの刊行物や子ども向け書籍のコラムの形で紹介しています。
また、ゼミナールでは、学生と一緒に高知県内でフィールドワークを行い、年度末に調査報告書に纏めています。最新年度のテーマは「見えない格差」。コロナ禍で表面化した格差問題に着目し、①子どもの貧困を背景とする食の格差と、②障がい者や外国人が直面する災害時の情報格差に焦点を絞って調査しました。平時では見えにくい格差の実態に迫り、学校給食や避難訓練等を通じた解決策の提言を行いました。
今後の展開
上記のように、今後も専門的な調査研究を踏まえ、若い世代向けにわかりやすく内容を紹介したり、課題解決に向けた提言活動に取り組みたいと考えています。
担当者
-
高知大学 教育研究部 人文社会科学系 人文社会科学部門
ホームページ