取組事例

　高知市では、全国に先行する形で少子高齢化や人口減少が進んでおり、地域にお いては支え合いや見守り機能の低下、隣近所や人と人とのつながりの希薄化など により、社会的に孤立する人々への対応が課題となっている。また，認知症の問題 や児童虐待、生活困窮をはじめダブルケアなど生活上の困り事が複雑・多様化して いる。これらの課題を解消するため、国では、地域のあらゆる住民が役割を持ちな がら支え合い、地域をともに創っていく「地域共生社会」の実現をめざしている。

　 高知市と高知市社会福祉協議会は、2019 年 3 月に「高知市地域福祉活動推進計 画（６か年計画）」を策定し、地域住民や諸組織との協働による地域力強化に取り 組んでいる。大学としては、地域住民の地域福祉意識の向上および小地域でのソー シャルキャピタルを醸成するとともに、地域福祉コーディネーターの育成と能力 向上のためのスーパーバイザーとして協働し、本計画の推進を支援している。