SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
オゾンを活用した使用済み紙おむつに含まれるパルプのリサイクル技術
本研究の紙おむつリサイクル技術
本研究のリサイクルパルプの展開
取組概要
日本では高齢化に伴い、大人用紙おむつの廃棄量が増加傾向にある。現在、使用済み紙おむつの大部分は焼却処理されている。しかしながら、廃棄紙おむつの場合、燃えにくいことから、助燃料代および焼却残渣が増大する傾向にある。また、廃棄紙おむつを含む焼却では、高熱燃焼の結果、焼却炉の劣化が促進され、修繕費の増大および寿命が短くなる傾向にある。そのため、環境省では紙おむつのリサイクルを促すガイドラインを策定中である。本取り組みでは、オゾンを活用した新しい紙おむつリサイクル技術を確立した。その結果、従来難しかった使用済み紙おむつに含まれるパルプの回収することができた。この技術により、紙おむつへのパルプの再利用が可能になった。
また、この技術は、鹿児島県志布志市において、実証実験が進行中である。2022年度4月より商業運用がスタートし、回収したパルプを使用した紙おむつの製造に関する事業がスタートする予定である。
担当者
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高知大学 教育研究部 自然科学系 農学部門