SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
子どもの健康と環境に関する全国調査エコチル調査
小学2年生の検査風景 2023 年度からは小学6年生の学童期検査が開始
高知県では7000組の母子が登録
取組概要
2011 年度より開始したエコチル調査は、環境が子どもの健康に与える影響を明らかにするため、3年半の参加登録期間を経て、追跡調査を実施中です。全国15カ所で10万組、高知県では7000 組の母子が登録し、参加児は小学3年生~6年生まで成⾧しています。2023年度には、年2回の質問票調査に加え、いよいよ小学6年生のお子さんを対象とした学童期検査が始まります。産科婦人科学、小児思春期医学、眼科学、看護学、教育学の研究室など学内連携のほか、国内外の大学との連携も進み、高知大学独自の追加調査も実施しています。エコチル調査関連の英語原著論文は全国から300編余、高知大学からも19編が発信されているほか、エコチル調査のデータをもとに妊娠中の望ましい体重増加の指標が作成されるなど、次々と成果が還元される中、思春期・成人期まで調査の継続を望む声が高まり、当初予定の13歳以降も追跡調査継続するための準備が進んでいます。
今後の展開
2023 年度より小学6年生の参加親子を対象に調査継続のお願いを開始します。また、学内外および海外の共同研究者との連携をさらに強化し、学際的かつ国際的な研究を世界に発信していきます。
担当者
-
高知大学 教育研究部 医療学系 連携医学部門
ホームページ