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取組事例テーマ

海洋における硝酸塩の現場分析装置の開発と現場分析方法の確立

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装置の概略図と全体図
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プローブによる測定方法
取組概要

 硝酸塩は植物プランクトンなどの増殖に必要な栄養塩の1つとして知られており、海洋の一次生産に重要な存在です。世界的に、今後の人口増加や経済発展による食糧の増産によって、水圏環境への負荷量が増大していく可能性があり、富栄養化による赤潮の発生といった、魚の大量斃死につながります。そこで、生活排水や大雨の影響による水圏環境への栄養塩負荷を把握するために、栄養塩のリアルタイムモニタリングが必要です。本研究では、硝酸イオン(NO3-)・亜硝酸イオン(NO2-)の強い紫外線吸収を利用した吸光光度法による水中現場分析装置の開発に取り組んでおり、植物プランクトンによる利用や陸域からの流入などによる硝酸塩濃度の急激な変化を把握することができると考えています。

今後の展開

 この機器を効果的に活用し、海洋環境・気候変動の観測などSDGs達成に向けて取り組みます。

担当者
  • 大学院生
    宮本 洋好
    高知大学大学院 総合人間自然科学研究科 農林海洋科学専攻
  • 教授
    岡村 慶
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
  • 准教授
    野口 拓郎
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
  • 技術補佐員
    八田 万有美
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
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