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取組事例テーマ

熱帯二次林の可能性を探る

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タイトル:ボルネオの熱帯二次林(樹木の種同定のための葉の採取)
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タイトル:熱帯二次林内に設置した哺乳類相調査のためのカメラトラップ
取組概要

 「熱帯林」と聞くと原生的で鬱蒼と生い茂る森林をイメージするかもしれません。しかし、商業伐採や大規模農地開発などの人為的な活動により、熱帯林は近年急速に消失が進んでおり、残存する森林も既に大半が二次林(攪乱を受けた後に再生した森林)に姿を変えています。熱帯林の持つ高い炭素固定能や生物多様性といった生態系サービスを持続的に享受するためには、今や貴重な存在となった原生的な熱帯林だけでなく、広大な面積を誇る熱帯二次林の適切な評価や、維持・管理方法の確立が不可欠です。我々は、東南アジアの熱帯二次林について、現状の炭素固定能や生物多様性の評価に加え、将来的な植生及び生物多様性の回復可能性の評価を目的とした研究を行っています。

今後の展開

 熱帯二次林の形成時期を高精度に特定する手法の開発に取り組むとともに、東南アジア、特にボルネオ島の熱帯二次林のバイオマス量や生物多様性に影響を与える要因の解明を目指します。

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