SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
高知県のけん玉ウェルビーイングを向上させる実践
教室の様子
みんなでどじょうすくい
取組概要
けん玉は日本を代表する伝承遊びの1つとして学校の教科書に出てきます。高知県では2020年に県庁でくろしおくんのけん玉が販売されました。2021年にはGLOKENが主催するけん玉ワールドカップの都道府県の部門で、高知県が1位になりました。意外にも、高知県はけん玉が身近にあります。そこで、コミュニケーションツールとしてけん玉を活用することで、子ども、先生、保護者、学校、地域をつなぎ、高知県のウェルビーイングの向上を目指します。
2022年度は、土居小学校でけん玉や筒けんを用いた授業を継続的に実践しました。また、土佐市教育研究所と連携して、北原小学校の先生方が主体となって、仲間と高まり合う集団づくりにけん玉を活用し、子どもと先生も含めた学校全体でのけん玉の実践を行ってもらいました。地域の活動は、放課後児童クラブ、不登校支援、親子関係づくり、木育、国際交流と幅広くけん玉の実践が展開され、大学生も参加することで正課外の学習活動にもつながりました。
今後の展開
2023年夏に開館予定の佐川おもちゃ美術館、高知県生涯学習支援センター、一宮小学校などとの新たな連携を予定しています。また、新しいけん玉である筒けんを活用して、その実践の有効性に、データサイエンスのアプローチを用いて検証していく予定です。
担当者
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高知大学 教育研究部 人文社会学系教育学部門