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取組事例テーマ

平等で持続可能な多言語社会のあり方を考える

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アカン語でニュースを伝えるキャスター。
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アクラの私立小学校の授業風景。授業は全て英語で行われている。
取組概要

 多言語共存、少数言語の活性化が謳われるようになって久しいが、多言語社会は依然多くの課題を抱えている。中でもアフリカの超多言語国家は独自の困難を抱えている。一つには言語的な複雑さのため公的領域で旧宗主国語に頼らざるを得ない状況がある。しかし公用語は国民の一部にしか普及しておらずそれを習得するための質の良い教育を享受するのは一部の富裕層で、教育格差が公用語力の差を生み、それがさらなる経済格差を生み出すという悪循環に陥っている。また経済面では常に多言語状況は低開発と結び付けられ、多言語状況と経済的発展は共存し得ないとまで言われてきた。ヨーロッパ語に頼るしか道はないのか。多言語をリソースにした発展はあり得ないのか。西アフリカガーナでの調査研究を通して、民族語と公用語、民族語間の関係や、民族語が持つ経済的ポテンシャルをテーマに取り組んでいる。

今後の展開

 以上の課題に引き続き取り組み、民族語が共存できる持続可能な多言語社会のあり方について考え、報告、提言を行っていきたい。

担当者
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