SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
高輝度蛍光材料の開発に基づく革新的生体イメージング
図1.超高輝度近赤外蛍光物質を用いたマウス脳血管の蛍光イメージング
図2.マウス海馬CA1域の毛細血管
取組概要
生きている動物の体内を観察する手法の一つとして「生体蛍光イメージング」が挙げられます。この手法では,生体内に蛍光物質を導入し,それら蛍光物質が発した光を観察することで,生体内の構造や生体内で生じる反応を高い時空間分解能で画像化することができます。この手法は、様々な疾患の機構解明に役立てることが可能です。
生体蛍光イメージングの有効性を高めるには,明るい蛍光物質を用いることが重要です。我々のグループでは,史上最高輝度の近赤外発光性物質を開発し,さらに最先端二光子励起蛍光顕微鏡を活用することで,マウスの脳血管,特に学習や記憶を司り,アルツハイマー病にも深く関わる『海馬領域』の毛細血管を観察することに成功しました(図1)。
今後の展開
今後は,上記のイメージングに加え, AI によるディープラーニングを活用した画像解析を実施することで海馬領域の血管動態解析に挑戦します。これが実現できれば,様々な難治性脳疾患の病態解明に繋がる技術になると期待されます。
担当者
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高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
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高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
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高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
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-川上 良介愛媛大学
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-今村 健志愛媛大学
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