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取組事例テーマ

新たな高付加価値材料の開発によるイノベーション創出 ―抗菌性・抗かび性・抗ウイルス性・選択的蛍光発光性―

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抗菌・防かび・抗ウイルス性を備えた化合物(上段)と二次的な要因で発光性を発現する化合物(下段)
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研究成果の高校生への発信 ひらめき☆ときめきサイエンスポスター, 同推進賞,高知大学広報顕彰優秀広報貢献賞
取組概要

 私たちの身の回りでは、様々な機能を持った材料が使われており、異なる機能を組み合わせるためには、複数の物質を組み合わせて使うことが多くあります。そのような中で私たちは、無機物と有機物の組み合わせを変えることで、1つの物質で複数の効果を発揮することが可能な高付加価値無機-有機ハイブリッド材料を開発し、企業との共同研究を行うとともに、得られた成果を高校生や地域の皆さんへ発信しています。

例として、

1)1つの物質で、抗菌性、防かび性、抗ウイルス性を兼ね備えた、微量で効果を発揮する無機-有機ハイブリッド材料を開発しました。高い耐光性、耐イオン性を有し、固体での使用に加えて、任意に調整可能な溶解性を実現します。

2)そのままでは発光性を示さない物質に二次的な要因が加わることで、強い固体発光性を発現する無機-有機ハイブリッド材料を開発しました。無機物と有機物の組み合わせを変えることで多様な発光性やセンサー機能、優れた耐熱性と耐光性を実現します。

今後の展開

 共同研究を通じて、様々な材料への加工についての可能性を見出すとともに、問題点の解決を行うことで製品化に向けた検討を行いながら、情報発信も継続していきます。

担当者
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