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取組事例テーマ

AIを用いた頭蓋内動脈解離の診断

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椎骨動脈解離の実際の3DT1画像
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解離部分のプロファイルカーブ
取組概要

 頭蓋内動脈解離は脳梗塞、くも膜下出血の原因になりうる。しかしながら画像変化が軽微なことも多く、動脈硬化性変化との画像上での鑑別が困難とされてきた。本研究では高感度MRIとAI診断を組み合わせることで、精度の高い頭蓋内動脈解離の画像診断を行うことを目的とする。具体的には、撮像された3DT1強調画像において、①血管を自動的に認識し、②血管の中心を自動的に抽出し、③血管に沿ったaxis画像を自動的に作成し、④そのaxis画像に対して血管の中心を通る車軸状の4軸以上のプロファイルカーブを自動的に取得する。得られた数値を正常血管・アーチファクト・flap・hematomaに分類し、深層学習における教師データとして役立てる。AI(Deep Neural Network: DNN)の応用方法としては、「3DT1画像からプロファイルカーブを推論するDNN + VADA診断結果を推論するDNN」や 「Attention機構を用いたDNNの応用」が考えられる。

今後の展開

 各メーカーのMRI撮像条件を最適化し、解析精度向上を目指す。さらに汎用性の高いアプリケーションの開発を行い、均てん化を目指す。

担当者
  • -
    水口 紀代美
  • 准教授
    福田 仁
    高知大学 教育研究部 医療学系 臨床医学部門
    高知大学 医学部附属病院 脳神経外科
  • 教授
    上羽 哲也
    高知大学 教育研究部 医療学系 臨床医学部門
    高知大学 医学部附属病院 脳神経外科
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