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取組事例テーマ

ラオスにおけるNTDs寄生虫感染症対策の支援(タイ肝吸虫症およびメコン住血吸虫症の保健教育支援)

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ラオス、ビエンチャンの市場で売られている魚
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チャンパサック県保健所との打ち合わせ
取組概要

 ラオスのメコン川流域に住む多くの人々が抱える問題として、貧困とNTDs感染症の蔓延があります。NTDs寄生虫感染症は、タイ肝吸虫症とメコン住血吸虫症があります。タイ肝吸虫症は、メコン川などの河川に棲む淡水魚を生食することが原因となり、胆管癌の要因にもなります。一方、メコン住血吸虫症は、稲作業、洗濯、水遊びなど直接水源に接することが原因となり、児童の成長発育阻害、成人の労働力損失に影響を及ぼして、本地域に大きな負担を与えています。

 私達は、2022年からJICA草の根技術協力事業の1つ(支援型)として、高知県立大学、愛知医科大学、タイのMahasarakham Universityと協働して、この2つのNTDs感染症対策に関する保健教育支援を計画しています。

今後の展開

 この事業では、地域住民に対して、淡水魚の安全な調理方法を検討し、さらに住民ならびに児童生徒に対して健康教育を実施する予定です。

担当者
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