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取組事例テーマ

地域に根ざす芸術教育拠点づくり -附属機関との横断的研究体制の構築-

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研究体制図
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ローラー版画制作風景(附属幼稚園)
取組概要

 本事業は地域のモデル校園として、附属幼稚園の園児を対象に絵具の混色を目的とした絵具遊び活動を行っています。活動の中で制作した作品は医学部附属病院で展示を行っています。附属幼稚園での教育実践を附属病院に還元することで、通院・入院により接することのできない方々や医療従事者が芸術に触れ合う機会を創出し、社会ニーズに呼応した病院機能・運営の強化を図ります。これまで5ヵ年(演奏会と絵具遊び活動)に渡り実践してきており、今年度ははじめての試みとして、ローラー版画の授業や演奏会、アート週間として大学教員と園児達とで共同制作を行いました。

 美術教育の専門的知識を有する教員が幼児の造形表現を支援するという質の高い幼児教育に資する取り組みであり、総合大学の強みを活かした横断的な教育研究事業です。本事業では教育学部、教育学部附属幼稚園、医学部附属病院の研究体制の構築ばかりではなく、教育学部附属特別支援学校、学生総合支援センターが連携し、学際的な学術論文・著書を発表しており、全国的に類を見ない稀有な斬新的取り組みと言えます。

今後の展開

 今後は、アートマネジメント人材の育成を標榜し、県内の芸術文化団体・医療介護施設等とも連携します。具体的には附属幼稚園での美術館探検や演奏会、或いは絵金に関する座談会の開催、峯八王子宮の神祭において絵金の紹介などを実施予定です。

担当者
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