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幼児と保護者の生活リズム調査研究 ~子育て環境と子ども・保護者の睡眠健康を考える

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子どものふだんの帰宅時刻と保護者の睡眠負債の関係
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自身以外に子どもの世話をする人がいるか否かと子どもの帰宅時刻(上)、子どもの帰宅時刻と就寝時刻の関係(下)
取組概要

 私たちはこれまで15年以上、高知の子ども、特に幼児と保護者の生活リズムの調査研究を続けながら、子どもの生活リズム改善にも取り組んでいます。全国的な早寝早起き朝ごはん運動の高まりもあって、幼児の早起きや毎日の朝食摂取は達成されつつあります。一方、早起きに早寝が伴わず、睡眠時間が短縮するケースも少なくありません。

そこで今回、子育て環境と子どもの睡眠習慣について調査を行いました(回答者の90%は女性)。その結果、自身以外に子どもの世話をする人がいないと答えた保護者(=すべて女性)の子どもは、園からの帰宅時刻が遅い傾向がありました。また、帰宅時刻が遅い子どもほど就寝時刻も遅く、平日の睡眠時間が短くなっていました。さらに、子どもの帰宅時間が遅い保護者ほど、睡眠負債も高い傾向にありました。


今後の展開

 子どもと保護者の生活リズムを切り離すことは困難です。私たちは今後も、このような調査結果を社会に発信します。また現在、子どもと保護者が協同して健全な生活リズムを目指すための教材や、取り組みの開発も行っています。

担当者
  • 講師
    竹内 日登美
    高知大学 教育研究部 人文社会科学系 教育学部門
  • 教授
    川俣 美砂子
    高知大学 教育研究部 人文社会科学系 教育学部門
  • 教授
    中出 美代
    東海学園大学
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