SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
膵癌予後予測因子の実用化研究 ~適切な治療のためのバイオマーカー開発を目指す~
タンパク質Aとタンパク質Bの予後予測性能
膵癌予後マーカーキットの実用化
取組概要
- 膵癌は予後不良であり、予後改善のためには多方面からの知見を集約して取り組む必要がある。
- 一つの考え方として、臨床病期に加えて、より膵癌の予後を正確に予測することができれば、適切な治療計画を立てることが可能となり、予後改善に有用な情報と成り得る。
- 手術摘出した膵癌組織の免疫組織染色を用いた発現解析により、タンパク質Aとタンパク質Bの組み合わせは、臨床ステージ分類よりも正確に手術後の予後を予測することができた。
今後の展開
術前に超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)により採取した膵癌生検組織を用いて臨床試験を実施している(UMIN000032835)。術前の段階でタンパク質Aとタンパク質Bの組み合わせが術後予後を予測できるかを解析している。産学連携にてモノクローナル抗体を作製しており、予後予測を正確に行うことにより、適切な治療計画を立てる検査として臨床応用を目指す。
担当者
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高知大学 教育研究部 医療学系 臨床医学部門
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