SDGs取組事例集一覧
取組事例テーマ
皮膚ウイルスの遺伝子型と地理的分布 〜炎症性・腫瘍性皮膚疾患との関連性〜
研究の概略
サンプルの採取
取組概要
ヒトと共生し、健康と深く関係する「マイクロバイオーム(微生物叢)」が注目されています。例えば、腸内には腸内フローラと呼ばれる多種多様な細菌が生息し、そのバランス破綻が生活習慣病やがんなどに関連します。
ウイルスもマイクロバイオームの主要な構成要員です。特に外界と常に接する皮膚においてはウイルスの相対的存在量が多く、皮膚ウイルスは多様な役割を担っていると考えられます。
高知大学では一般健常者における皮膚ウイルスの感染状況を調査し、炎症性・腫瘍性皮膚疾患患者の感染状況と比較することで、病因や病態との関連性を追求してきました。また、皮膚ウイルスのゲノム配列を解析することで、ウイルス遺伝子型から宿主の出身地域を簡便に推定できる方法も見出しました。
今後の展開
今後も、一般人口における皮膚ウイルス群の感染状況を調べ、そのバランス変化が皮膚疾患に及ぼす影響について調べるとともに、皮膚ウイルスを利用した宿主出身者の同定方法の開発に取り組んでいきます。
担当者
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高知大学 教育研究部 医療学系 基礎医学部門
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高知大学 教育研究部 医療学系 基礎医学部門
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