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取組事例テーマ

斜面内の変形や土壌水分のモニタリングに基づく土砂災害発生予測システムの高度化 ―ICTと斜面変形理論のハイブリッドー

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ICTを活用した斜面の変形のモニタリングの例
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予測モデルを構築するための模型実験
取組概要

 湿潤温暖帯に位置する日本列島では、脆弱な地質と急峻な地形に加えて、夏季の大量の降雨により多くの土砂災害が発生しています。

 ICTの発達に伴って発達した、安価で簡便、小型のセンサーを用いて斜面内の土の変形や土中水分量を計測する取り組みが行われるようになっています。しかし土砂災害の発生を予測するには、計測機器だけあればよいのではなく、適切な計測データの解釈とそれに基づく予測を組み合わせる必要があります。

 そのために斜面内への降雨の浸透とそれに伴う土の変形に関する土質力学的な理論に基づく予測モデルを構築し、計測機器によるモニタリングデータから適切に土砂災害発生予測を行うアルゴリズムを提案します。

今後の展開

 高知県や国土交通省と協力して、モニタリング箇所を徐々に増やしていき、モニタリングに基づく土砂災害発生予測システムの有効性を検証します。 

担当者
  • 教授
    笹原 克夫
    高知大学 教育研究部 自然科学系 理工学部門
    高知大学 防災推進センター
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