高知大学から海外への留学
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フィリピン大学:2023年9月〜2024年1月(人文社会科学部4年生)
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フィリピン大学:2023年9月〜2024年1月(人文社会科学部4年生)
フィリピン大学
2023年9月〜2024年1月(人文社会科学部4年生)
留学報告
所属 | 人文社会科学部 |
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留学開始時学年 | 4年 |
留学先国名 | フィリピン |
留学先大学 | フィリピン大学ディリマン校 |
留学先所属 | ― |
留学期間 | 2023年9月〜2024年1月(1学期間) |
出発前の準備
ビザの有無 | 有 |
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ビザの種類 | 47(A)(2) |
その他必要な事前手続き | フィリピン渡航前にビザ(59日滞在できるもの)を取得し現地についてから移民局で手続きを行う。 渡航前に健康診断を行う必要がある。 |
必要経費 | |
渡航費 | 約7万円 |
海外旅行保険 | 約3.4万円 |
その他 |
留学中の生活
履修した授業 | CD11(Community Development)、PE(working for fitness)、Filipino3(留学生向けのフィリピノ語授業) |
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授業の様子・アドバイスなど | 履修登録などで分からないことがあればすべてkatuwan(katuwanは現地学生で、留学期間中の留学生のパートナーになる人)に相談する。授業の抽選に落ちることがあるため、履修登録期間中は気になった授業はすべて登録しておく。そして履修が確定したあとに、時間が重複している授業の取り消しを行うことをおすすめする。 |
課外活動 | ― |
生活費 | |
住居費 |
3,000ペソ(約8,000円) |
食費(1ヶ月あたり) | 1〜1.5万ペソ(約2.7〜4万円) |
教科書代 | なし |
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) | 通信費:月599ペソ(通信会社はsmartで月10ギガの契約)、寮の水道代:月500ペソ(一律)、寮の電気代:300ペソぐらい(人による) |
住居 | |
住居の種類 | 大学の寮 |
住居決定の方法 | 大学による紹介 |
住居全般に関するアドバイス | 基本的に携帯、パソコン、イヤホン以外の電化製品以外の持ち込みは禁止だが、ヘアドライヤ―やアイロンをこっそり持ち込んできていた交換留学生は多かった印象。部屋によってはWi-Fiや4Gでさえも繋がらない部屋があり、特に奥の部屋では湿気がすごくカビに悩まされていた友達もいた。部屋で困ったことがある場合はスタッフに相談すれば、対応してくれる。どの部屋も共通して小アリが大量発生していたため、アリ対策は大事。 |
留学先での交換留学生に対するサポート |
交換留学生向けのone day tripが企画されていたり、留学期間中に分からないことがあればいつでも相談できるkatuwanという現地学生のパートナーをフィリピン大学側が用意してくれた。 |
健康管理面のアドバイス | 健康管理の面ではマルチビタミン剤を毎日服用することをおすすめします。フィリピンで野菜を摂取することは困難で、どうしても栄養が偏ってしまいます。フィリピンではマルチビタミン剤が結構高かった印象があるため日本からあらかじめ買っていくことをおすすめします。(私は日本のコストコで買いました) |
学習面/生活面でのコメント・アドバイス
学習面
フィリピン大学の履修登録はすべてネット上でできます。しかし日本の大学のようにシラバスなどがないため、授業の詳細を知りたい場合は現地学生や教授に聞く必要があります。履修登録の手順は複雑なため、困った場合はkatuwanに相談します。Katuwanとは最初のオリエンテーションで紹介される現地学生パートナーのことを言い、留学期間中に困ったことがあれば何でもkatuwanに相談することが出来ます。交換留学生は基本的に3~4個の授業を履修していました(Unitでいうと9~12unit)。授業の抽選に落ちることがあるため、履修登録期間中は気になった授業はすべて登録しておくことをおすすめします。そして履修が確定したあとに、時間が重複している授業の取り消しを行います。大学にはいくつか図書館がありますが、24時間空いているのはScience library という図書館だけです。キャンパスの近くにはMaginhawaというおしゃれなカフェが多くて有名なエリアがあります。コンセントとWi-Fiの両方が完備されているカフェもいくつかあるのですが、基本的に学生で混雑しています。
交換留学生の多くはフィリピノ語の授業を履修していました。その授業には交換留学生だけではなく、タガログ語を話せないフィリピン人も3人参加していました。フィリピノ語の授業は思ったよりも課題が多かったですが、日常生活で使える単語や文法などを学べるため履修することをおすすめします。簡単なフィリピノ語を知っているだけで、フィリピン人と仲良くなれるきっかけにもなりますし、ジープニーやトライシクル、エリア2などでごはんを注文するときにも授業で習った内容は役に立ちました。
私はCD11という授業を取ったのですが、事前に読まなければいけない資料(授業毎にだいたい30から50ページほど)がとても多かったため現地でタブレットを購入しました。履修する授業にもよりますが、PDFに直接書き込めるタブレットやパソコンがあれば効率的に勉強をすることが出来るため、必ず持ってくることをおすすめします。CD11は2回のフィールドワーク、2回のチームプレゼン、3回のエッセイ提出がありました。フィールドワークではケソン市内にあるバランガイ(フィリピン政府の最下位の政治行政単位)を訪問し、現地の暮らしを直接見たり、現在そこに住んでいる人たちの困っていることなどの話を聞いたりしました。会話は全てタガログ語で行われるため、交換留学生は現地学生の人たちとペアになりその学生の翻訳を通して話を聞くことになります。
他にもPEではworking for fitness という授業を履修しました。この授業はキャンパス内を歩く授業なのですが、授業中に現地学生と話すことができるため英語力向上や友達作りにも向いた授業になります。
生活面
私はAcacia寮に住んでいたのですが、日本人は基本、日本人とルームメイトになることが多いです。Acacia寮は大学のキャンパス内にあり立地条件はとてもいいです。寮を出てすぐにコインランドリーとArea2と呼ばれるごはん屋さんの通りがあります。そこでは50ペソぐらいから100ペソぐらいでフィリピン料理を食べることが出来ます。特にArea2では、食事の最中に子供たちからお金や食べ物を要求されることがありますが、Noと言えばそれ以上無理に要求されることはありません。Acaciaから15分ぐらい歩くとUP Town Centerというショッピングモールがあり休日はよくそこのカフェなどで勉強していました。寮内では野良猫や野良犬が出入りしており、Study areaと呼ばれる勉強場所や中庭のガゼボでごはんを食べたりしていると猫や犬が机に登ってきたりします。なのでアレルギーの方はAcacia寮をお勧めしません。部屋は3人部屋で、一人につきシングルサイズのベットフレーム、マットレス(かなり分厚め)、勉強机、椅子がそれぞれ用意されています。ルームメイトと共有するものはシャワールームとトイレです。シャワーは水シャワーで、トイレはトイレットペーパーを流せないです。寮生全体で共有するものは、ウォーターサーバー、電子レンジ、冷蔵庫の3つです。Acaciaのスタッフは全体的にすごく親切で、トイレや洗面が詰まったり、電気が壊れたりすると次の日にはすぐに修理してくれます。AcaciaにはWi-Fiがありますが、部屋の場所や天気などによってWi-Fiの強度がかなり異なります。Acaciaに住んでいない他の留学生はホームステイやUP Town Centerの近くにあるBerkeley Residencesというコンドミニアムに住んでしました。
フィリピン大学ディリマン校が位置しているケソン市はマニラなどに比べるとかなり治安はいいと思います。キャンパス内にあるすべての建物やショッピングモールのエントランスには必ず銃を持った警備員がいて、ショッピングモールでは入る前に荷物検査を受けなければなりません。しかしケソン市内でもkatipunan(大学からジープで15分ぐらいの場所)は少し危ないため、そこから夜遅い時間に帰る場合は、決して歩かずGrab (日本でいうGo Taxi みたいなもの)やMove itを使っていました。その他ケソン市内ではジープで30分くらいかけてSM North EDSAなどに行っていました。マニラ周辺に行くときはFort Santiago、Rizal Park、MOAなどといった観光地に行くときで、そこへはジープを乗り継いだり、電車に乗っていましたが、4人以上で行くときはGrabもおすすめです。