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東海大学:2022年8月〜12月(土佐さきがけプログラム4年生)

東海大学
2022年8月〜12月(土佐さきがけプログラム4年生)

留学報告

所属 土佐さきがけプログラム国際人材育成コース
留学開始時学年 4年
留学先国名 台湾
留学先大学 東海大学
留学先所属
留学期間 2022年9月〜2023年1月(1学期間)

 

 

出発前の準備

ビザの有無
ビザの種類 停留ビザ
その他必要な事前手続き 保険の加入、健康診断
必要経費
渡航費 約12万円
海外旅行保険 約3.5万円
その他

 

 

留学中の生活

履修した授業 華語中心、Intermediate English、English presentation skills
授業の様子・アドバイスなど 履修は期限までであれば取り消しや追加が可能なので、気になる授業があるのであれば履修して、一度授業に出ることをお勧めします。履修の目安としては、華語中心に毎日通うのであれば、3科目程度がちょうどいいと思います。
課外活動 東海大学の華語中心ではさまざまな課外活動がありました。定員が限られていたので私は参加できませんでしたが、いくつか友達が参加していたものを紹介します。台湾の先住民 客家に関するもので苗栗に出かける課外活動があります。そこでは客家について学び、客家料理を堪能したり、いちご狩りができたそうです。続いて、春水堂のタピオカドリンク作り。こちらは高校生と一緒に英語を使ってタピオカを作る課外活動だったそうです。
サークルについて、私は東海大学で日語迴廊という、日本語学科の学生が運営しているサークルに参加していました。そこでは、毎週台湾人の学生と交流を行いました。例えば、日本と台湾の学校の違いについて話し合ったり、他にもジェスチャーゲームや、中国語で演劇をやったりしました。他にも、夜市に出かけたり、近くのスポーツセンターでボウリングやゲームセンターで遊んだりもしました。東海大学には様々なサークルがあり、僕の友達はダンス部に所属していたり、アルティメットサークルに入ってる友達もいました。
生活費

住居費
(大学寮、アパート賃料など)
(1ヶ月あたり)

約1万円
食費(1ヶ月あたり) 約3.5万円
教科書代 約1万円
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) 約2万円
住居
住居の種類 大学の寮
住居決定の方法 留学先大学の紹介
住居全般に関するアドバイス 大学に来る前にベットセット(布団、敷布団、まくら)の購入で3つオプションがあるのですが、一番安いセットはあまりお勧めできせん。というのも、敷布団がすごく薄くて体が痛くなることがあります。そのため、購入するのであれば真ん中か一番高いセットをおすすめします。また、寮内には蚊がよく出てきます。そのため、日本から虫除けやムヒなどの虫さされの塗り薬を持ってくることをおすすめします。最後に、寮の移動について書きたいと思います。寮は1学期(18週)が終わると冬休み、または夏休みに入り、その期間は別の寮に移動になります。通常授業の期間、寮は第一キャンパスですが、長期休暇中の寮は第二キャンパスに移ります。このタイミングで交換留学生は寮に留まるか、別でアパートを借りるかになります。長期休暇の寮費は1週間当たり約3,500円ほどです。
留学先での交換留学生に対するサポート

授業選択の時やコロナにかかった時も、東海大学の国際交流室の方が親身になって相談に乗ってくれました。語学学校のオフィスは「クラスを変えたい」と言っても、なかなか動いてくれなかったので、そこは考慮しなければいけないと思います。

健康管理面のアドバイス 蚊には気をつけた方がいい。また、健康管理も自分でするしかないので、違和感があったらすぐに誰かに相談した方がいい。

 

 

学習面/生活面でのコメント・アドバイス

学習面

・授業について
東海大学では華語中心という中国語センターで中国語の勉強をすることができます。平日5日間の3時間(計15時間)か平日2日間の3時間(計6時間)と、午前か午後かを選ぶことができます。私は最初、午後のクラスに入っていたのですが、午前に中国語の授業を受けたかったので、後から変えていただきました。授業は基本中国語のみで進行していきます。教科書ベースの授業なので、気構えなくても大丈夫です。クラスはA1〜C2まであり、私はA2の初中級クラスに在籍していました。私のクラスの構成としては9人(日本人5人、オーストラリア人、インドネシア人、韓国人、アメリカ人)でした。私のクラスは特別日本人が多かったのですが、他のクラスは6〜7人中1人2人が日本人でした。肌感的には日本人よりも、他の国からの留学生の方が中国語が流暢でした。(ほとんどの日本人はAクラスでした。)クラス分けについては、渡航前にリスニングとリーディングのプレースメントテストと10分程度の面接で振り分けられました。
続いて、東海大学の授業についてです。東海大学では英語で開講されている授業が多く、私も英語の授業を2つ取っていました。一つはIntermediate English (I): English Reading and listeningです。この授業では主に教科書を使いながら基本的な英語の単語やリーディングを行い勉強していました。他にも、海外の音楽を聴いてリスニングの練習をしたり、単語テストや授業の復習テストのようなものもありました。二つ目は、English Presentation Skillsです。この授業では、教科書を使いながらどのようにすれば効果的な英語プレゼンが出来るのかについて学びました。英語力の向上だけでなく、プレゼン力の向上にも繋がったと思います。他にも私の友達は中国語で開講されている語学を学ぶ授業や、華語中心が開講している台湾語の授業を履修していました。履修は期限までであれば取り消しや追加が可能なので、気になる授業があるのであれば履修して、一度授業に出ることをお勧めします。履修の目安としては、3科目程度がちょうどいいのではないかと思っています。

・留学を通じて得た経験、スキル
私が東海大学への留学を通じて得たものとして、第一に語学力が挙げられます。当然かもしれませんが、華語中心に毎日通い、中国語を使って生活していたので、台湾で生活できるレベルの中国語には到達したと思います。また、華語中心で最初に行ったプレースメントテストを帰国前に再度受験したのですが、点数が向上していました。それだけでなく華語中心の朗読コンテストに参加したことも中国語力の向上に繋がっていると思います。英語力に関してですが、私は英語の授業以外あまり英語を使う機会がなかったので、どちらかというと英語力は低下したと感じています。しかし、これは私が英語を使っていなかっただけなので、もし英語の授業でたくさん発言したり、外国人の友達と英語で会話をすれば低下することはないと思います。
二つ目に得たものとして、自身の価値基準が変化したと感じています。私は台湾で過ごすことで、日本と異なる文化や習慣にギャップを感じることが多々ありました。例えば、寮生活です。東海大学では4人一部屋で過ごすことになるのですが、私は台湾に来る前は寮生活なんて絶対に無理だと思っていました。これは台湾に来る前の価値基準で、実際に寮で過ごしてみるとか案外楽しかったり、友達が近くにいることが素敵だと感じていました。文化の面では、トイレにトイレットペーパーが流せないところが多かったり、台湾の交通は危ないと感じることがよくありました。(走行しているバイクのサイドミラーにぶつかったとこがあります。)しかし、「ここは台湾だからこれが普通なんだ」と次第に思い、それが新しい自身の価値基準になりました。なので、もしこれを読んでいる方がいて留学中の生活に不安を感じているのであれば、それは至って大した問題ではないかもしれないです。一番大事なことは、その価値を受け入れる「寛容さ」や「柔軟性」だと気付きました。
三つ目に得たものとして、自分と向き合う時間ができたことです。私は大学4年生ということもあり、帰国後には就活が控えています。今まではどんな業界にいくのか、どんなことがしたいかが漠然としていました。しかし、留学に来てから自分が大切にしたい価値や譲れない価値がはっきりしたと思います。例えば、台湾に来てから「外国が好き」ということをあらためて認識し、これからも英語や中国語を続け、仕事で使っていきたいと思いました。他には、私は釣りが好きなのですが、台湾に来てからも釣りを続けており、この釣りに対する意識というものは海外に行っても変わらないものだと気付きました。そのため、この価値は将来も持ち続けたいと思っており、釣りに関われるような仕事がしたいと考えるようになりました。日本では当たり前だったことも、外国に来てから当たり前ではないことが多々あります。そういった点で、留学は自分が大切にしたいもの、価値を見つけ出す良い機会になると思います。

 

生活面

・留学中にコロナになった場合について
今の時代留学をする方で、もし留学中にコロナになった場合はどうするのかと心配している方もいるのと思うので、そのことについて書きたいと思います。実際、私は留学中にコロナになりました。コロナになった後はすぐに元々の寮を離れ、近くの別の寮に移動しました。荷物やベッドセットを移動させるのが大変でした。別の寮に移動してからは7日間の待機期間に入ります。その間は外出することが許されないので、ご飯はデリバリーを使うか、友達に持ってきてもらうしかできなかったです。(私は日本人の友達に持ってきていただきました。)また、洗濯機が近くになかったので洗濯もできなかったです。当然学校にも行くことができなかったので、私はオンラインで授業を受けていました。病院についてですが、対面で行くことは許されなかったので、学校を通してオンラインで診断をしていただき、薬を処方していただきました。(薬も友達に持ってきていただきました。)私の場合、咳が2週間ほど続き、学校からコロナの症状がなくなってからしか登校が許されなかったので、約2週間はオンラインで授業を受けていました。正直にいうと、留学中にコロナになると不便なことがすごく多いです。しかし、同時に日本人の友達や台湾人の友達、また華語中心のみんなが気にかけてくれたので、本当に人に恵まれていると感じました。最後に、コロナに罹っても大学の友達や職員さんが助けてくれるので問題はないと思います。

・寮について
寮についてはかなり気になっている人が多いと思うので、写真を加えて説明していきます。私が住んでいたのは男性寮なので、女子寮については他の方のレポートを参考にしてみてください。男性寮も女性寮も共通して大学の敷地内にあります。寮から華語中心の教室は近いのですごく便利です。また、近くにファミリーマートやバイキング、レストランがあるのでご飯には困りません。私は男子寮の30棟4階に住んでおり、台湾人3人のルームメイトと4人で生活していました。必ずしもルームメイトが台湾人とは限らず、私の友達はドイツ人やチェコ人、インド人がルームメイトでした。1人1つ机、クローゼット、ベッドが与えられており、部屋も以外と広々としています。シャワールームは7つほどあり、トイレも同じ数あります。同じ空間に洗面台もあります。すべて綺麗とは言えませんが、住んでいると案外慣れてきます。洗濯機と乾燥機は一つずつあり、洗濯物を干す場所もあります。洗濯機は一回20元、乾燥機は30元で使うことができます。洗濯物を部屋で干している学生もいますが、大半の学生は洗濯機の置いてある部屋に干しています。給水器が各階にあり、私は水筒を買って毎日給水器の水を飲んでいました。寮にはプライベートな空間はないですが、面白いルームメイトと話したりご飯に行ったりする機会もありました。私のルームメイトは日本語を勉強していたので、日本語を教えたり、中国語を教えてもらったり言語交換をしていました。寮費は破格で1ヶ月10000円ほどなので、家賃を抑えたい方には寮が向いていると思います。夜市の方や学外で一人暮らしをしている方もいるそうですが、私はアパートのことは分からないので、別の方のレポートを参考にしてみてください。大学に来る前にベットセット(布団、敷布団、まくら)の購入で3つオプションがあるのですが、一番安いセットはあまりお勧めできせん。というのも、敷布団がすごく薄くて体が痛くなることがあります。そのため、購入するのであれば真ん中か一番高いセットをおすすめします。また、寮内には蚊がよく出てきます。そのため、日本から虫除けやムヒなどの虫さされの塗り薬を持ってくることをおすすめします。最後に、寮の移動について書きたいと思います。寮は1学期(18週)が終わると冬休み、または夏休みに入り、その期間は別の寮に移動になります。通常授業の期間、寮は第一キャンパスですが、長期休暇中の寮は第二キャンパスに移ります。このタイミングで交換留学生は寮に留まるか、別でアパートを借りるかになります。長期休暇の寮費は1週間当たり約3,500円ほどです。

・衣食住について
「住」については学生寮のところで書いたので割愛させていただきます。衣服についてですが、夏は基本暑いので男子は半袖半ズボン、女子も半袖やノースリーブで過ごしている人が多かったです。冬は思ったよりも寒く、長袖と少し分厚めのアウターを羽織るくらいの服装が必要になってきます。もし長く台湾に滞在するのであれば、日本から持ってくることもいいと思いますし、台湾では「NET」という安価で衣服を購入できるお店や、日本のGU、ユニクロもあるので足りなくなったらこちらで買うことも出来ます。続いて食についてですが、寮のところで書いた通り30棟の近くには男餐(レストラン)があるのですぐに食べに行けます。値段も安価でおよそ80元〜100元あればお腹いっぱい食べることができます。また大学近くに夜市(東海別墅)があるので、すぐにご飯を食べに行くことができます。台湾の良いところとして、ほとんどのご飯が美味しいことが挙げられると思います。また、日本料理も充実にしているので、日本食が食べたくなったらすぐに食べに行くことができるのもメリットです。

 

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