高知大学から海外への留学
高知大学ポータル
ロードアイランド大学:2018年8月〜12月(土佐さきがけプログラム3年生)
高知大学ポータル
ロードアイランド大学:2018年8月〜12月(土佐さきがけプログラム3年生)
ロードアイランド大学
2018年8月〜12月(土佐さきがけプログラム3年生)
留学報告
所属 | 土佐さきがけプログラム国際人材育成コース |
---|---|
留学開始時学年 | 3年 |
留学先国名 | アメリカ合衆国 |
留学先大学 | ロードアイランド大学 |
留学先所属 | Art and Science |
留学期間 | 2018年8月〜2018年12月(1学期間) |
出発前の準備
ビザの有無 | 有り |
---|---|
ビザの種類 | J1ビザ |
その他必要な事前手続き | 予防接種(黄熱病、A型・B型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオ、日本脳炎) |
必要経費 | |
渡航費 | 約25万円 |
海外旅行保険 | 約15万円 |
その他 |
留学中の生活
履修した授業 | ライティング、スピーキング、コミュニケーション、アメリカンジャズの歴史、美術の歴史 |
---|---|
授業の様子・アドバイスなど | 私は5つの授業を履修しましたが、日本の大学と比較してテストや課題が非常に多いので、4授業の履修でも十分だと思います。 |
課外活動 | ― |
生活費 | |
住居費 |
約10万円 |
食費(1ヶ月あたり) | 約6.5万円 |
教科書代 | 約5万円 |
通信費・交際費など(1ヶ月あたり) | 約6,000円 授業で必要な小物(画用紙や色鉛筆、クレヨン等)も基本的に別途自費払いでした。 |
住居 | |
住居の種類 | 大学の寮 |
住居決定の方法 | 留学先大学による紹介 |
住居全般に関するアドバイス | 冷蔵庫や電子レンジは備え付けられてなかったので、少し注意しておく必要があります。どうしても必要な生徒は個人で購入して部屋で利用していました。 |
留学先での交換留学生に対するサポート | 現地大学の国際交流課の先生も手厚くサポートしてくれ、また留学生向けの交流イベントもたくさん催されているので、非常に充実した生活を送れたと思います。 |
健康管理面のアドバイス | 学内に、きちんとした病院があって、診察やお薬も出してもらえます。 |
学習面/生活面でのコメント・アドバイス
学習面
ロードアイランド大学での5か月間の留学中における学習の様子についてまとめたいと思います。
まず私はArt & Scienceという学部に所属という形で一学期間、ロードアイランド大学における授業を受講しました。授業に関する冊子等はなく、URIの生徒専用ページe-campusから、自分の興味のある授業を探し、ホームページ上に表示されるシラバス(授業のレベル、内容、成績配分等)を読んだうえで履修するという流れでした。9月に入るとすぐに、授業体験週間があり、授業の履修取り消しや交換、追加等は可能ですが、基本的に履修は現地到着前に日本にて完了させておく必要がありました。授業開始は9月からですが、6か月前の3月より履修登録が可能であったので、人気の授業や定員が少ない授業でも履修ができるよう、早めに履修することをオススメします。
私は留学生向けの授業が2つとその他興味のある授業を3つ、合計5つの授業を履修しました。日本の大学のスケジュールとは違い、一つの授業につき週に約3回クラスがあるので、その都度、予習復習やホームワーク、テストをこなすのは非常に大変で、留学生として自由に遊ぶ時間も欲しい中で、自己のスケジュール管理能力が求められました。私が現地で知り合った留学生は、5つの授業は無理があるため4授業しか履修していない、という人がたくさんだったので、現地で友達と遊んだり、様々な経験をしたいと思う人は4授業がベストなのではないかと感じます。
ロードアイランド大学はネット運用が盛んであり、提出物やテスト、宿題や授業で行ったプレゼンの点数などを、Sakaiという授業用ホームページのアカウントからチェックができました。常にその時の自分の評価点が表示されるその機能は、単位取得にあたって非常にモチベーションアップにつながりました。
また、英語が第一言語ではない私たちにとって、アメリカ人の生徒と同じフィールドにたって授業レポートを作成することは難しい事柄の一つですが、URIにはライティングセンターという機関があり、そこで提出前のレポートをマンツーマン指導で添削してもらうことができます。単語や文法のミス、またどのような書き方に変えれば自然で読みやすい文章になるかなど、親身にサポートしてもらえるので、ライティングセンターは大いに活用すべだと思います。
ロードアイランド大学での授業を通して、毎日の勉強に追われ苦しいと感じるときもありましたが、アメリカ人学生がいかに勉強しているか、また彼らがいかに時間の管理が上手であるかなどを実際に知ることができ、非常に良い学習環境を与えてもらったと思っています。将来に生かせる様々なことを学べました。
生活面
ロードアイランド大学での5か月間の留学中における基本的な生活についてまとめたいと思います。
まず、私はロードアイランド大学にあるたくさんの学生寮の中で8 Fraternity Circleという名前の寮に割り当てられました。現地では日本人の学生に私以外の2人と知り合いましたが、その日本人留学生2人は別の寮に住んでおり、8 Fraternity Circleでの日本人学生は私のみでした。基本的に8 Fraternity Circleは国際寮になっていて、私と同じような交換留学生や、国際的なバックグラウンドを持つURIの生徒の人たちと共に、毎日刺激的な生活を送ることができました。
8 Fraternity Circleは二階建ての建物になっていて、一階が男子生徒専用の部屋、二階が女子生徒の部屋に分かれていて、一階と二階それぞれにシャワーとトイレ、洗面台と洗濯機、乾燥機が備え付けられている共同バスルームがありました。バスルームは比較的広く、清潔で、混雑といったトラブルはありませんでした。
食事は、寮生が入ることになっているミールプランに加入し寮内ではないがキャンパス内にある2つの大きなダイニングホールで平日は朝7時から夜の8時半、週末は朝10時から夜の8時半まで、一日に時間や回数の制限なしに、それぞれの授業や予定に合わせて自由に食事をとることができるようになっていました。そのほかにも、ミールプランには毎日3回、学内のカフェでドリンクや軽食(ピザや寿司)を購入できるクーポンもついていて、夜間まで勉強をしなければいけない際などにとても役立ちました。食事を寮でとる必要がないため、寮にはキッチンや冷蔵庫、電子レンジ、お湯ポット等は用意されていませんでした。それでもそれらを使用したい生徒は個人的に別途で購入していました。
次に交通についてです。ロードアイランド大学のキャンパスは、町から離れていて、大学の周りは自然にはあふれていますがお店等はないに等しいです。そのため車や自転車を持たない私たち留学生は買い物や観光に行く、キャンパス外で食事をとる等の時はアメリカ人学生の車に乗せてもらうか、ウーバーやリフトといったアプリを使って配車依頼をするか、バスを利用するか、のいずれかの方法で移動していました。大学内にバスセンターがあり、留学生はそこでバス乗車無料カードを作ることができます。そのカードで約一年間、回数無制限でバスを無料で利用することができるので、バス利用は、町に出るための乗車時間は長くなりますが、金銭的にはとても良い方法でした。
最後に、留学が始まったばかりの時期は友達もできず不安もありましたが、国際寮で共に住む留学生、高知大学に留学に来てくれていたURIの生徒たち、また現地の日本語や日本文化に興味を持つ学生たちに仲良くしてもらい、国際交流、文化交流をしながらとても楽しい時間を過ごすことができました。とても満足した留学生活をアメリカ・ロードアイランド大学で送ることができたと思います。